2018年11月24日

原子力防災訓練

 本日は、平成30年度 大津市原子力防災訓練が和邇市民センターを主会場として実施され参加してまいりました。

 目的は、国が定める原子力災害対策指針によると、自治体による避難計画の策定が必要とされる区域は原子力発電所より概ね30km圏内とされており、大津市は、最も近い大飯発電所からの距離は34kmで、指針では避難計画の策定は必要とされない自治体です。

 しかしながら、東日本大震災では福島第一原発から47km離れた飯舘村まで放射能性物質が飛散し、飯舘村は全村避難の対象区域となりました。大津市では、この教訓を受け平成27年に「大津市原子力災害避難計画」を策定しました。

 今日の訓練想定は、大飯原発でトラブルが発生、全面緊急事態が宣言され、原発から47km圏内に屋内退避指示、その後、放射性物質が漏れたため緊急時モニタリングを実施、その結果、大津市の一部で測定放射線量が20μ㏜/hを超過したため一時移転指示が発せられとの想定です。

 訓練内容は
①屋内退避の情報伝達
②建物退避
③一時移転の情報伝達
④一時移転(バスで移動)
⑤スクリーニング
⑥原子力防災講習
①から⑤までは和邇学区の皆さんがご協力くださり、⑤については和邇市民センターで拝見⑥については全員が受講しました。

 講習内容は、放射能の基礎知識、安定ヨウ素剤の説明、大津市原子力災害避難計画の説明で、放射能に関して知識を得られたことまた万一の場合に対応について勉強となりました。

午後から、なぎさ公園サンシャインビーチで、明日開催となる大津市スポーツ少年団の「びわ湖若あゆ駅伝」の準備を行いました。理事、当日の運営委員さんの参加でスムーズに進み明日の大会を待つばかりです。


主会場の和邇体育館


スクリーニング検査


講習


講習


  


Posted by こんちゃん。 at 22:17Comments(0)活動報告