2020年01月26日

元服式

今日は地元の南大萱町に古くから伝えられている元服式に出席させていただきました。
元服式は古来より南大萱で引き継がれてきた儀式の一つで3年ごとに行われ、子供が一人前になって大人の仲間入りをする事で、現代における成人式です。
対象者は数え歳の14・15・16歳の男子で、今回は68名(兄組23名・中組20名・弟組25名で申し込みのあった方)です。
元服式は通称「ながいり」とも言われ語源は明らかではないですが、なかまいりがなまったものと想像されています。

式典では氏名の確認、長入りの由来説明、固めの盃(今はノンアルコール)、祝言謡(烏帽子折)、町会長・来賓挨拶、八杯汁、氏神さま参拝・奉告祭、手締め、記念撮影が行われます。

来賓として挨拶させていただき、私も50年以上前に同じように元服式を迎えました。今は20歳で成人式を迎えられることになっていますが、このような儀式が続けられていることに感謝してください。今年大津市では3,600名が成人されました。
なぜ3学年が元服式を行うのか私なりに理解しているのは、室町時代(戦国時代)に毛利元就という戦国武将が、激動の時代を生きるたに子ども3人に「三矢の訓」三本の矢の逸話について話をしました。
一本の矢はすぐに折れてしまうが、三本束ねれば簡単に折れることはない。三本の矢のように3人が力を合わせれば毛利は安泰と結束を誓わせたという例えで、3学年が力を合わせてこの地域を住みよい地域にしてくれるように話し、また来年度は皆さん瀬田北中学校の1、2、3年生です。中学校を盛り上げてくれるようお願いし、そして今日の式典に際して準備をいただいたお父さんお母さん、地域の皆さんに感謝の気持ちを持っていただくようお願いし挨拶とさせていただきました。

このような伝統行事もいつまで続けられるのか、地元で祝言謠の烏帽子折を歌っていただける方も数少なくなり、私たちが現役時代楽しみにしていた例大祭の神輿の担ぎ手も以前と違って少なくなってきました。

ZTVが取材にこられ1月29日、30日、31日の3日間に12回放映される予定です。








  


Posted by こんちゃん。 at 22:38Comments(0)活動報告