2015年01月13日

常任委員会

 午前10時から施設常任委員会が開催され、所管事務調査である「近江大橋無料化後の大津市東南部地域における道路ネットワークの検証」について建設部より説明を受けました。
 近江大橋有料道路は延長6.1km(橋梁部は1.29km)であり、平成25年12月26日に無料開放され、滋賀県において無料化前及び無料化後約1ケ月、半年、1年の計4回の交通量調査が実施されました。1年後の午前7時から午後7時までの12時間調査の結果11,700台の49%増となり、前後区間である西詰は5,300台の15%増、新浜町は7,500台の26%増となりました。
 また日曜日や特定の時間帯などで混雑するものの予測の範囲内であり、常に著しい混雑となっていないと分析され、国道1号線より南の路線の交通量は減少したという結果でした。
 対策に関しては、短期対策(交差点のコンパクト化・右折レーンの延長)中長期対策(交通状況を見極めたうえで課題となる箇所における対策を検討)などの対応をして頂ける予定です。
 午後から大津市南部地域における主要幹線道路の計画及び整備状況について、現地視察を行い、まず大石支所で新名神(大津~城陽:滋賀県域)の進捗状況をNEXCO西日本 関西支社の担当者さまからお聞かせいただき、地元学区への事業説明、立入了解、路線測量一次土質調査までは完了し、今後は設計協議、幅杭、地図訂正、用地取得が行われますが、課題もあり、林地開発区域、砂防・保安林指定地、全線にわたり文化財が点在してということであります。
 また新名神関連道路事業について滋賀県大津土木事務所の方から説明を受け、大津市施行事業について建設課の職員さんから説明を受けた後、新名神高速スマートインターチェンジ予定地及び6か所の滋賀県関連事業地と大津市道3路線を視察してまいりました。
 平成35年の新名神高速の完成や市道などの開通で便利になるものの費用と期間がかかり、維持していくにも大変です。ちなみに近江大橋は無料化になったものの1年間に1.5億円の維持管理費が必要となります。主要幹線道路、市道の整備を確実に行っていただき、渋滞によりわれわれの生活する道路への侵入は避けたいものですが、規則を守り道路を大切にしましょう。










 

   


Posted by こんちゃん。 at 18:54Comments(0)議会報告