2021年03月22日

特別委員会

 午前10時から所属する公共施設対策特別委員会が開催され出席致しました。
調査項目
・個別施設ごとの寿命化計画(個別施設計画)の策定及び公共施設等の総合管理計画の改定に向けたコストシュミレーションについて

1.個別施設計画の目的と位置付け
(1)目的
 すべての公共施設において
①対象施設
②計画期間
③対策の優先順位の考え方
④個別施設の状況等
⑤対策内容と実施時期
⑥対策費用
以上6項目を明らかにすることにより、計画的で効率的な維持管理を推進する。

(2)位置付け
①国の「インフラ長寿命化基本計画」において策定を要請
②施設種別ごとの現状把握と保全方針
③全体的な方針は公共施設マネジメント推進課にて検討

公共施設に関する計画の変遷
・平成24年6月 公共施設白書 (平成30年12月見直し)
・平成26年3月 公共施設マネジメント基本方針
・平成27年3月 公共施設適正化計画
・平成28年5月 維持保全に係る基本方針
・平成28年8月 公共施設等総合管理計画
・令和 3年3月~個別施設計画

2.公共施設の現状
・学校教育施設、市営住宅の順で937,633㎡
・学校教育施設、市営住宅の60%が築40年以上
・コストシミュレーション
耐用年数60年とした場合 30年間の総費用 約1,327億円(年約44億円)
耐用年数80年とした場合 30年間の総費用 約1,068億円(年約36億円)

今後の予定
 「大津市公共施設等総合管理計画」検討
主に以上のような説明を受けました。

公共施設は高度成長期や人口増加に伴い建設され、全国の自治体で経年劣化に伴い更新時期になることから大きな課題となっています。
国のインフラ長寿命化基本計画に基づき、地方自治体で長寿命化の計画を策定しています。
建て替え等が財政面で厳しいことから取り組んでいるわけです。

大津市の本庁舎の本館、別館は平成16年の耐震診断で耐震性能が不足していると判断され、老朽化していることから庁舎整備基本方針策定業務でパターンが示されたが進展せず、別館にある中消防の移転新築についてはようやく動き出したところです。
このことから多くの議員が一般質問を行い関心が高いことから、本日も公共施設の長寿命化、コストシュミレーションについて多くの質問が出ました。
財政的な面で大変なことは理解できますが、人口動向や都市計画マスタープラン等から今後の市の方針に沿って進めるべきであり、長寿命化が得策だとは考えられません。先延ばしをして将来世代に負担を残すようでは困ります。
古いものは古く設備面でも不安が生じ結局高くつくということも否めません。
最新の技術は相当進んでおりこの先を考えると長寿命化が良いのか疑問です。

公共施設対策特別委員会は、中間報告とし来年度も引き続き取り組むこととなりました。

執行部への質問


委員会


  


Posted by こんちゃん。 at 22:56Comments(0)議会報告