不正
神戸製鋼のアルミ・銅製品のデータ改ざん、日産自動車の完成検査工程での無資格検査員による検査が発覚、引き続きスバルでも同様の問題が発覚しました。スバルではこうした状況が30年以上も前から常態化していた可能性があるといわれています。
日本はもとより世界中が日本のものづくりに関して信頼を置いていたと思いますが、ここにきて一気に信頼が揺らいでしまいました。
日産はこの件が発覚後も引き続き出荷を停止していなかったという状況です。
国土交通省は、自動車メーカーが認定した従業員が検査するよう求めており、知識や技能で一律の公的基準は定めず、各社が独自に資格試験を実施するなどメーカー任せの制度となっているのが実態だそうです。
自動車産業は我が国産業のけん引役であり、昭和40年以降の高度成長時代に大きく躍進しました。一家に一台の時代が到来し、地域や家庭によっては2台から3台を保有されている。
我々の生活には欠かせない自動車、便利に利用させていただいているものの、一つ間違えば凶器にもなります。現在は安全性についても研究が重ねられ自動ブレーキが導入されている車両もあり、今後は自動運転という技術も導入されようとしています。
またメーカーの下請け、部品メーカー、販売会社など仕事に従事している人が多いことからメーカー経営者はしっかりとして理念のもと社内規定を順守させるべきであります。
日本のものづくりへの信頼回復は容易なものではないと思いますが、早期の改善により信頼性の高い皆が安心して使用できる自動車の生産と産業界全体での見直しと取り組みを強化していただいたいものです。
今日は午後から役所に出向き資料の確認等を行いました。明日で10月も終わり2カ月後は早くも年末となります。今日は木枯らし一号が吹き寒い1日となりました。夏が過ぎ、すごしやすい季節は短く、寒いさむいと口ずさむ日々がやってきます。
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